「A43」プロジェクトは、福井県福井市芦見地区を拠点に、楽しく里山ライフにチャレンジする活動です。
芦見地区は、福井県福井市の美山町に位置し、県の中心部から車で20分という近場ながら、高齢者率が50%を超える「限界集落」です。
昔は林業を中心とした山の暮らしがありましたが、今は担い手も少なく、他の地域と同様に暮らし方も大きく変わりました。
そもそもの発端は、ある日、福井駅前でまちづくり活動をしていた仲間たちが「もっと自分たちで資源をつくり出して、それを循環させてまちの経済の一端をつくっていけないか?」ということを話し合っていて、近年話題になっている里山資本主義に着目しました。
そこで、ワークショップを開いて山で暮らす方々に話を聞いてみたところ、山にはムダになるものがなく、その循環型のライフスタイルはすごく面白いということに気づきました。
すぐにはビジネスや生活基盤にはならないかもしれない。
でも、みんなで楽しんでつくっていけば、いろんな「モノ」や「コト」、そして「つながり」が生まれていく。これもひとつの壮大なまちづくりなのかもしれない。
そんな話で盛り上がり、福井市も巻き込みながら美山町の芦見地区にたどり着きました。
そこは、鳥や虫の声以外にはほとんど音がしない、静かな山間地域でした。
芦見地区に暮らす方々の力を借りながら、みんなの手で昔の知恵を生かした「新しい」里山ライフにチャレンジする。
楽しそうなことがいっぱいで、僕たちはここを「限界集楽 A43村」と名付けて、いろんなことにチャレンジしていこうと決めました。
いつも同じメンバーでなくっていい。
どんどん新しい人たちが入ってきて、新しいことをやって、新しいものが生まれていく。
そう、それが「A43」プロジェクトなんです。
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